夢をあきらめずに

You may say I’m a dreamer. But I'm not the only one.

2019-01-01から1年間の記事一覧

燃えさかる炎

今年も残り1ヶ月をきって 昨年末から始まった辺野古の土砂投入がらみの暦が巡ってきた 12月3日 安和の琉球セメント桟橋から土砂搬出が始められた日 12月14日 辺野古の美ら海に初めて土砂が投げ込まれた日 大きく結集を呼びかけた 海での行動が続いた 「あれ…

『シューレス・ジョー』W.P.キンセラ著 永井 淳訳

たぶん20年以上前に読んだ本だ。 読後にサイダーみたいに爽やかな後口が広がる良質なファンタジー。 読み直してみて、詩的な表現の美しさを随所に感じた。 同じ本を読んでも、歳月を経て読むこちらの状況が様変わりすれば、その印象は変わるものだ。 「あの…

突き進むマシーン

今や我々を乗せたマシーンは 野花を蹴散らし 里山を切り裂き 渓流を堰き止め 美ら海を濁らせ 故郷の浜に立ちふさがり テティスを連れ去って死なせ 雨にうたれし者を見捨て 死の街に人々を呼び集め 弱き者を食い物にし 悪徳を墨で塗りつぶしながら 人の欲望を…

歳月が流れて

www.okinawatimes.co.jp 最初は海を囲うことから始まった 2014年8月14日 今から5年前のことだ すぐに彼らはボーリング調査のため 海底に杭を突き刺した 次にコンクリートのブロックが海にいくつも投げ込まれ ポツポツと“点”の破壊が進んだ そのうちに両手で…

山田詠美 『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』

山田詠美さんの本を読むのは初めてだ。 彼女の名前は華々しいデビューの頃からもちろん知っている。 作品のタイトルもいくつかあげられるくらいだ。 当時、10代の後半だった僕は猛烈に本を読んでいた。 でも、彼女の本は僕にとってのリアリティの外にある世…

アーサー・ビナード『もしも、詩があったら』

アーサー・ビナード 『もしも、詩があったら』読了。 世界中の詩人の言葉を集めた本。 アレン・ギンズバーグの詩が好きだな。 一緒に洗って欲しい 福島の圧力容器から飛び散らかった見えない汚れをくまなく 頑固なアメリカがこびりついた沖縄は天然色に戻る…

生きる喜びと死の色

海と山が近い ヤンバルにも似た場所 ミツバチと馬の力を借りて 人と自然が交わる暮らし あたたかい地域のコミュニティ 賑やかな家族にまぎれこませてもらい 穏やかな時間を過ごせた サーフィン、SUP、蜜蝋ラップづくり 初体験の思い出もたくさんもらった 子…

小さな声

ジュゴンの死を悼むように 毎日殺されている命 名前も知らない小さな魚やカニやヤドカリにも 目を向けなければ 掌ほどの小さなサンゴにも心を注がねば 1m以上あるサンゴの保全はするが それ以下は気にもせずに埋め殺す そんなルールはあまりに傲慢だ 有名人…

今日も海では…

辺野古 4/4 辺野古崎からK8護岸が伸ばされ始めて1ヶ月。 250mまで作ると言われているその護岸のうち、約100mは捨て石の投下が済んでいる。 大浦湾側から見ると、辺野古崎と長島の間は半分近くが塞がれてしまったのが分かる。 大浦湾と辺野古イノーをつなぐ動…

そこに在る命

大浦湾の奥まったところにある小さな砂浜 瀬嵩(せだけ)浜は奇跡的な条件に恵まれたおかげで、他のどの浜よりも多くの種類の貝が流れ着く特別な場所 それは大浦湾の生物多様性がいかに豊かなのかをはっきりと物語っている 貝の種類は大まかに分けると三つ …

泥舟が沈む前に

辺野古 3/25 新たに埋め立て区域②への土砂投入が午後3時に始まった今日。 本当は何が起こったのか。 昨年12月から土砂投入が現在も続いている埋め立て区域②-1に加えて、並行して土砂投入作業が埋め立て区域②で行われることにより、埋め立てスピードが上がる…

変わりゆく時代の中で

辺野古 3/14 約半月ぶりに海へ カヌーの4名と、サポート船に乗った2名がこの日の海上行動メンバー 向かうは辺野古崎と長島の間の海水の流れを断ち切るK8護岸の造成現場 40分程カヌーを漕いでたどり着いた辺野古崎には 半月前には無かったK8護岸の基礎となる…

基地建設利権に群がる者たち

県民投票で示された沖縄県民の意思には目もくれず、国は強引な基地建設を加速させます。 現在進行中の埋立区域②-1土砂投入工事、N4〜K8護岸工事に加えて、3/25から埋立工区②での土砂投入に着手するとアナウンスしています。 軟弱地盤の地盤改良が不可能だと…

眠れる巨人

県民投票の新基地建設に「反対」の得票数が、昨年の知事選で玉城デニー知事が獲得した39万6632票を超え、43万票に達したようだ。「反対」に72パーセントの人が投票した。 投票率は52%なので、投票しなかった人も含めた全有権者の4割弱が辺野古新基地建設に「…

宜野座の鍛冶屋さん

たまたま見かけた宜野座のタウン情報誌で、車の板バネなどを材料として刃物をつくる鍛冶屋さんがあることを知った。 好奇心旺盛な僕と相方は早速その《カニマン鍛治工房》を訪ねた。 突然の来訪者である僕らを職人の知名定順さんは優しい笑顔で迎えてくれた…

楽園の命

本当にきれいな明かりを見たければ イルミネーションを全て消して 星空を見上げればいい 本物の海の生き物を見せたければ 水族館を作るよりも 今ある美ら海を守ればいい 人間はなんて愚かなんだろう たった数百億の金儲けのために いくら払っても買えない楽…

Heaven

N4護岸工事に国が着手した1/28夕方の会議で提案されて、日ごとに海上を伸びていく捨て石の山を横目に見ながら準備に追われ、駆け足で過ぎていった20日間でした。 最後は少し息切れしてしまったけど…。 昨日の「辺野古・大浦湾の命を守ろう! 2・16海上大行動…

踏み続ける足

24日に行われる県民投票が告示され、期日前投票も始まった。 それに合わせて、県外でも県民投票の成功を後押しする街宣や、模擬投票などのキャンペーンが各地で行われているようだ。 本土でのこれらの取り組みが善意であることは疑いがない。 それを承知しな…

税金吸い上げマシーン

大浦湾の軟弱地盤の最も深い場所は、水面下70mと言われていたが、追加調査で水面下90mの場所が見つかったと報道された。 その地盤を改良するために海底に打ち込む杭の本数は、当初4万本で想定されていたが、新聞を開く度に更新され、6万本になり、今や7万7千…

STOP K8

大浦湾から陸上げするため台船の上に山積みにされた赤土混じりの土砂。 県民投票に注目が集まっている。 また、毎日赤土混じりの土砂が投入されている埋立て区域に加えて、3月にはさらに広大な面積の区域で埋め立てを開始するとアナウンスされている。 これ…

人類の背負った性

安和 琉球セメント桟橋 1/23 ベルトコンベアから土砂が積み込まれている運搬船へ近づいてみると、いつもカヌーがロープを結んで抵抗するアンカーのチェーンを、警備員の乗ったゴムボートがおさえていた これは法的にも警備員のする仕事の範疇を超えているは…

Tom Waits インタビューより

➖あなたも音楽業界のアウトサイダーという位置が心地よさそうですが。 「ああ、アウトサイダーで結構だ。その方が気に入っている。革新者のほとんどは認められない。評論家は興味を持つけど、一般大衆は誰が扉を開けたかなんて全然気にしない。扉を開けた人…