夢をあきらめずに

You may say I’m a dreamer. But I'm not the only one.

終わりの始まり

日常の生活パターンを少し変えたので、なかなかブログの更新をする余裕が無い。

毎日ではないがカヌーには乗っている。書きたい事もあるのだが、時間が見つからない。

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辺野古では先週末の台風を挟んで、主に台風対策と、それを元に戻す作業がのらりくらりという印象を受けるペースで続いている。

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実質的な護岸や仮設道路の工事はこの一週間ごく僅かしか進められていないのが現状だ。

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その間に、オーストラリアでは3名の米兵が死亡する痛ましいオスプレイ墜落事故が起きた。

このMV22オスプレイは昨年12月に名護市安部に墜落した機と同様に沖縄海兵隊の所属だ。

オスプレイが欠陥機であることは、データを見れば論じるまでもなく明らかであるが、沖縄海兵隊、もっと言えば米軍という組織全体の自浄能力の欠如が深刻だということも如実に表れてきた。

此の期に及んでもアメリカに隷従することを止められない日本政府の姿勢を、良しとするのか?この国で暮らす全ての人の胸に問いたい。

 

10日の沖縄タイムスでは、「海上作業ヤード施工中止」が報じられている。

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これは大幅な設計概要の変更が必要であることを意味する。

変更手続きには翁長知事の承認が無くてはならないが、知事がそれを許すことはあり得ない。

いよいよ基地建設計画の頓挫が現実のものとして見えてきた。

基地建設利権に群がる者たちが、「計画が破綻してしまうまでに儲けられるだけ儲けてしまおう」という思考に陥ることは想像に難くない。

あり合わせの資材でとにかく急いで100メートルだけ作ってしまったK9護岸の仮設工事や、道路として全く機能していない赤白鉄塔前の取付け道路などを見れば、この最悪のシナリオが既に進行しているのだと思えて仕方ない。

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音楽を一緒に♪ 〜The Beatles「I Will」

次々と耳に入ってくる悪い知らせに
「本当にひどいね」
と言い合っている この頃

穏やかな日常を過ごしたい
誰もがそう願っている
今だけそうあればいいのなら
目の前の幸せだけ追っていればいい
でもそれは仮初めの平穏に過ぎない

次の世代にも手渡せる
本当の平穏を手に入れたいなら
目の前の幸せをいくつか脇に置いて
未来のために行動をする時だ

それに気がついている人々を
権力者は狙い撃ちしている
たった一晩で釈放せざるを得ない
勾留請求さえ出来ない
お手つきみたいな逮捕でも
人一人の日常生活を破壊してしまう恐れはある
人々を現場から遠ざけ萎縮させるにはそれだけで十分だ
こんな逮捕権の乱用が許されるはずがない

これは現場にいる人々の人権の問題というだけではなく
わたしたち全体の人権の問題なのだ

「どうすればいいだろうね?」
考えてみる、話し合っててみることは遠くにある大きな幸せを掴もうとすることにつながる
「今度の休みはどこに出かけようか?」と
話し合うことと、向いている方向は全く同じだ

こんな曲でも聴きながら 話し合いたいね

 

 


I Will-The Beatles-Lyrics Video (L.V.)

 

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音楽を一緒に♪ 〜小野リサ「You Are The Sunshine Of My Life」

7/25の大きな行動を終えて、ホッとした感や疲労感も有りながら、余韻に浸る暇もあまりなく、新しいチャレンジが始まったり、開いた扉があったり。

またリズムを少し変えてやっていこう。

いずれにせよ、歩みを止めなければ、僕らは出口に近づいていく。

ティダのありかを見失わぬように。

 

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Lisa Ono - You Are The Sunshine Of My Life

 

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楽園は何処にあるのか?

辺野古 7/28

 

カヌー9艇は2班に別れ、うちの班は赤いドクロ前の監視へ。

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オイルフェンス周りには漂着したゴミが溜まっている。

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浜にはたくさんの人が。

どうも米兵がビーチのゴミ拾いをしているようだった。

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ゴミが流れ着くのはウミガメが産卵する浜だ。

カヌーが71艇集まって抗議をした25日には、その浜を米軍の水陸両用車が我々を威嚇するように砂煙をあげながら執拗に走り回っていた。

浜の目の前の海はジュゴンの餌となるアマモが生い茂る海中の牧草地と言える藻場だ。

浜から泳いでいける距離にある通称シュワブ岩には、毎年この季節にはエリグロアジサシが渡ってきて巣を作る。

辺野古漁港の隣にある松田ぬ浜からフェンスを隔てて辺野古崎までの辺野古イノー(礁池)も、大浦湾と同様に命の宝庫だ。

ここを海面から高さ10メートルまで埋め立てて米軍の基地を作る。

辺野古イノーにはまだ捨て石は投下されていないが、工事に使う重機が通ったり、資材を運び込んだりする仮設道路を作るため浜に捨て石を積み上げる作業が始まっている。

 

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ドクロ前にクレーン車が現れて、捨て石を積んだ道に上がった。

 

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根固め用袋材が運び込まれ、捨て石の道を覆うように並べ始めた。

 

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台風に備える作業だろう。

午前中で20個の袋材が並べられ、ドクロ前の捨て石の道の側面は一応ガードされたような格好になったが、隙間だらけである。

本当に台風の影響を考慮するのなら、慌ててこんな中途半端な長さの道を作るべきではない。台風シーズンが終わるのを待って作ればいいだけの話だ。

一番確実な台風対策は、あの捨て石の道を全部持ち帰ることだ。

 

 

このイノーが埋め立てられ、V字になった2本の滑走路を持った最新鋭の軍事基地がここに作られてしまえば、ここに住む多くの生物は死滅してしまうだろう。

自然環境の破壊だけではない。

そこから飛び立った爆撃機は世界各地で人を殺す。そして、この基地自体が敵国にとっては重要な攻撃目標となる。

この海と空が戦渦に飲み込まれた時、未来の子どもたちはここに地獄を見るだろう。

その子どもたちの瞳を借りて、今の辺野古イノーを見てみたらどうだろう?

ここはまだ楽園に見えるかもしれない。

 

ゴミを捨てる人、拾う人。

浜を壊す人、守る人。

命の海を殺す人、それを止める人。

戦争を呼び込む人、それを拒む人。

 

僕らはどうしたいのだ?

どの人になって、何を未来へ残すのか?

ここにはまだ楽園が残っている。

それを守るかどうかは、今を生きる人々の生き方にかかっている。

 

 

We can do it ,if we want.

辺野古 7/25

 

大浦湾にカヌー100艇を集めて、非暴力で平和的に工事を止める。

これはカヌーチームの活動初期からの夢。

海での作業を目の前にしながら、悔しい思いを積み重ねる日々が続いていたある日、実質的な埋め立て工事がK9護岸で始まって3ヶ月の7/25に、その夢を実現させようという提案がなされた。

僕たちはこのプロジェクトを絶対に成功させるため、全国の仲間の協力を得て、入念に準備し、人を集めるために呼びかけ、夢を語りあった。

 

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キャンプ・シュワブのゲート前では水曜大行動で300人以上の人を集め、機動隊が座り込み排除に出てこられず、資材の搬入が断念されるという成果が何度も達成されていた。

僕らの頭にあったイメージはこのゲート前での行動だ。

しかし、カヌーでの場合はゲート前の座り込みと違い、カヌーや備品の調達や、ある程度のカヌーの経験といった準備が必要となり、ハードルが高かった。

また、海上では様々な事故の可能性が考えられ、それを未然に防ぐことにも気を配らなければならない。想定外の事故を無くすため、問題点を何度も話し合ってひとつひとつ対策を立てていった。

 

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本当に多くの人が労を厭わず、“自主的に”行動してくれた。

今回の海上座り込みの成功の鍵はそこに有ったと思う。

常日頃から海上行動に参加する仲間は非常に個性豊かな人が多い。

皆それぞれの思いを胸に自分の意思で集まるこの人々に共通するのは、自由を愛することだ。

自由であるから“自主的に”行動出来る。

だから僕らは自由のために権力に抗っているとも言える。

僕らは命令やお金で動いているのではない。

自らの意思で行動しているのだ。

それが僕らの最大の強みだ。

こういった仲間が日本全国、世界の各地にいて連帯してくれていることも可視化できた。

 

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天候が優れず、カヌーは午前中のみの行動となった。

集まったカヌーは71艇にとどまった。

しかし、作業は止まった。

そして、本当に多くの懐かしい人、思いがけない人、初めて出会った新しい人が集まってくれた。

僕はこれだけでもう大成功だったと思っている。

この結果は明日につながるんだから。

みんなでこのまま歩み続けていこう!

次はもっと上手くやれるはず。

 

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