アメリカが飛ぶ
辺野古 7/7
朝陽が水面で煌めいている海へ
仲間と漕ぎだしていく
行った先では人間のエゴイズムが
具現化されている
あそこに積み上げられ踏みつけられる石粒は
子どもたち一人ひとりの未来に違いない
誰かが言った
この道は戦争へと続いていると
真夏の蒼空の下
違法な工事に抗議する一握りの私たち
私たちを遮るのは国家権力に操られた若者たち
対峙する私たちの頭の上をアメリカが飛ぶ
誰が支配しているのかを思い知らせるように
(ゲートからミキサー車が入ったようなので、辺野古崎のテトラポット制作現場へ。ミキサー車から生コンをクレーンで吊った杯型の容器に受けて、テトラの型枠へ流し込む作業の様子が見られた。一台のミキサー車から生コンを抜き取るには数十分間かかるようだ。)
(連日、赤白鉄塔で何かの作業が行われている。仮設道路建設との関連は今のところ不明だ。)
(捨て石のスロープに黒いシートを敷き始めた。シートの上に細かい土砂を盛っていく。)
(土砂をクレーンで踏み固め、その上に鉄板を敷いた。この場所で使うクレーン車はキャタピラではなく、タイヤで駆動するタイプ。前日にK9護岸でトレーラーのタイヤがパンクしたようなことが起きないように、対策されたのだろう。)
(早速クレーン車が現れた。スロープの向かって左に積んであった袋材を持ち上げ、右側の法面に置いた。効率の良い作業が行われているとは到底思えない。)
(右側、つまり東の辺野古崎方向を袋材で覆ってしまった。これでは捨て石を積めないので、仮設道路がまず伸ばされる方向は東ではなく、西のK1護岸の方向のようだ。)