ひとり遠足
昨日はひとり遠足。
午後からパレット久茂地の『石川真生 大琉球写真絵巻パート1~5』
で、真生さん直々の写真絵巻解説を聞く。
途中少し気分が悪くなって席を外す場面もありながら、約100分間のユーモアを交えた、しかし重みのあるトーク。
真生さんは真生さんのやり方で、命がけで抗っている。
どうかお身体を大事にされつつ、撮り続けて欲しい。
那覇市立壺屋焼物博物館から、壺屋やちむん通りを散策していると夕暮れが近づいてきたので、沖縄県立博物館・美術館へと急ぐ。
『儀間比呂志の世界』で赤い油彩画に心が震える。
ずっと観ていたい、立ち去り難い思いに、足が止まった。
来年まで展示が続くので、もう一度観に行きたい。
物を作り出す力は、物を壊す力と真っ向から対峙している。
故に、クリエイターが最も輝く力を発揮するのは、戦争や殺戮といった苛烈な破壊と向き合う時である。