26日はようやく辺野古崎〜長島間のフロートが撤去された海へカヌーで出た。
これでついに辺野古崎から瀬嵩までフロートに遮られることなく大浦湾を見渡せる景色を取り戻した。
(平島から見て正面の瀬嵩まで、遮る目障りなフロートは無くなった。ただし、海底にはフロートを固定していた最大45トンの巨大なアンカーブロックが残されたままだし、臨時制限水域も撤回されていないことを忘れてはならない。和解協議により翁長知事が行った埋めたて承認取り消しが復活している現状ではこれらも直ちに撤去・撤回されなければならない)
レジャービーチ付近にはまだ少しフロートが残されていて、そこには海保のゴムボートが係留されていた。
かつてゴムボートを繋ぎとめていた浮き桟橋はもう撤去されたので、その代わりなのだろうか。
しかし、沖縄防衛局が設置したフロートを本来の目的外に海上保安庁に流用させるというのはおかしな話だ。
そもそもフロートは一体何の目的であれだけの膨大な数設置されたのか。話の辻褄はもうすっかり合わなくなっている。
この前日には基地の県内移設に反対する県民会議が沖縄防衛局に5時間もかけて粘り強く交渉を行い、その中でマリンセキュリティによる海上行動の参加者の撮影、情報の収集について厳しく追及している。
(詳しくは北上田毅さんのブログを参照してください。http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/ed1035d8fdec731687a4359d8113b8ce )
その交渉を受けて、マリンセキュリティの動きに注目していたが、彼らは性懲りも無くカヌーや船団のメンバーの撮影を続けていた。
カヌーでマリンセキュリティのボートに近づいて、抗議者を撮影する行為は肖像権の侵害であり、抗議者の個人名が記載されたリストを共有し行動記録を取ることはプライバシーを侵害し、表現の自由を侵す違法行為だと告げると彼らはボートを移動して逃げ回っていた。
恐らく彼らも自分たちがやらされている業務の違法性を理解しているのだろう。
残業代も払わないブラックなこの企業が、違法行為をやらせた労働者を守るとはとても思えない。
こんな割に合わない仕事は辞める方が身のためだ。
この問題は国の政策に異を唱える者には個人情報の保護も顧みない、違法な監視を国が私企業にやらせるという悪質なものだ。
市民運動への弾圧に他ならない。
厳しく抗議を続けていく。
(平島で一休み)
(梅雨は何処へ行ったのだろう。日差しはもう夏のものだった)