何でも有りの世界
辺野古 7/20
昨日に続いて、赤ドクロ前の道路から浜への砕石投下が行われた。
午前と午後の2回で、合計するとダンプ20台程の砕石だ。
(赤ドクロの左上には視察に来た数名が。米軍らしき人影も見える)
この付近も護岸や仮設道路の建設がいつ始まってもおかしくない。ここのところは浜での測量や草刈りなど下準備と思える作業が行われているので、定期的な監視が必要だ。
軍警が民間の警備員であるマリンセキュリティのゴムボートを呼び寄せた。十数分何か交渉をしている様子。後からもう一人防衛局職員らしき者も加わって話し込み、そのうちに軍警と防衛局職員も一緒にゴムボートに乗って沖へ出てきた。
浜へ近づいて挑発をするなという、彼なりの状況解釈で最後通告をしに来たのだが、通常こういうことはあり得ない。軍警は基地の中での警備が仕事であって、基地を一歩でも出たら何の権限も持たない。明らかな越権行為だ。民間のボートに乗ることの正当性も疑わしい。
日曜日に設置された大型オイルフェンスについても問題が見つかった。
干潮時に水深が浅くなると、オイルフェンスの下部に重りとして取り付けられているチェーンが海底に届いてしまう。
これでは波でオイルフェンスが揺れる度にチェーンで海底がゴリゴリ削られる。その事に気づいてオイルフェンス周りを見ると千切れた海草がそこら中に浮いている。チェーンによって引きちぎられた可能性が高い。必要のないチェーン付きのオイルフェンスを使ったために、環境を壊す結果を招いている。
防衛局の無計画なやり方が、また新たな問題を引き起こした。
こういったことひとつひとつ、不正や問題点を検証し、抗議するべきところは厳しく抗議して、是正を求めていく。
何でも有りの世界にさせてはいけない。
海亀が産卵する浜の破壊
辺野古 7/19
通常は作業が行われない日曜日(16日)に、人目を盗んで防衛局は赤ドクロ前に大型オイルフェンスやフロートなどを設置した。
そして、ドクロ前の道路からK1護岸建設地である浜へと続く取付け道路を作る為に浜への砕石の投入を遂に開始した。
この砕石はゲート前から入ったダンプが直接にそのまま現場までまで運んできているようだ。
ダンプが荷台を傾けて砕石を落とす度に、物凄い砂煙が上がる。
砕石のゴロゴロ転がる音も辺りに響き渡る。
まさに自然環境や民意や未来を圧殺する光景だ。
つい最近に海亀が産卵したと言われる浜が潰されていく。
陸上、つまり基地内で行われる工事については抗議をすることしか出来ない。
しかし、カヌーチームは諦めてはいない。
長い監視時間の合間には大型オイルフェンスを乗り越える練習を誰からともなく始めている。
もう次のステップを登っている。
(松田ぬ浜 出発前のミーティング)
(軍警はカヌーチームを捕らえようとカヌーを持ち出してきた。しかし、カヌーが抗議を行う提供水域の外は彼らの仕事の場所ではない)
(落とした砕石をユンボでならしていく)
(全国から届けられたバナーを張っている松田ぬ浜のフェンス。シュワブ側から)
どうやったら止められるだろう?
7/15付の【人民新聞】にコラムを掲載して頂きました。
「どうやったら止められるだろう?」と問い続けている
【沖縄・辺野古】新基地建設阻止!
http://jimmin.com/2017/07/17/post-3690/
【人民新聞】ネットから申し込みすれば全国どこでも郵送してくれるようです。
是非、紙面を手に取ってお読み下さい。
音楽を一緒に♪ 〜Tuck & Patti「Dream」
今宵はこんな感じで♪
Tuck & Patti ♪Dream
If you can see it
Then you start to feel it
The next thing you know, you believe
And that's when dreams begin to come true
無関心の壁
お昼に神戸空港に着き、その足で三ノ宮マルイ前へ。
【辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動】に参加し、続けて大阪駅前での【辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動】に。
仲間が笑顔で迎えてくれる。
沖縄とそう変わらない暑さ。
久しぶりに都会の“無関心の壁”と向き合う。
この地道な取り組みを毎週続ける神戸と大阪の仲間に心から敬意を表したい。
僕の知らない人もチラホラ。新しい仲間がまた増えている。
今日も神戸にはネットで情報を得て、滋賀から足を伸ばしてくれた人もいた。
その後は、最近定例化しているという梅田HEP前のアベ政権に異議を唱える取り組みに初めて参加した。
若い人が多く、共謀罪、原発、モリカケ問題、基地問題など様々な社会問題についてのアピールが続く。大阪での新しい運動の息吹を感じた。
思いを込めたチラシもスピーチも街を通り過ぎる人たちにはなかなか届かない。
だが、対面すると絶望的にさえ思える“無関心の壁”にも必ずどこかに扉がある。
僕らは路上に出て、スピーチやプラカードや音楽など、思い思いの表現で通り過ぎる人たちの“無関心の壁”をノックする。
すると時々、扉が開く。
チラシを受け取ってくれる。
「署名ありますか?」
「こないだ沖縄に行ってきたよ」
「頑張ってね」
言葉が返ってくる。
そこから始まる関係を大事に大事に広げていく。
沖縄だけが現場じゃない。
“無関心の壁”と向き合う現場は何処にでもある。
身の回りにある壁をノックしてみよう。
今いる場所で 自分にできることを 続けていこう。