夢をあきらめずに

沖縄暮らしの記録

アーサー・ビナード『もしも、詩があったら』

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アーサー・ビナード

『もしも、詩があったら』読了。

世界中の詩人の言葉を集めた本。

 

アレン・ギンズバーグの詩が好きだな。

 

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一緒に洗って欲しい

福島の圧力容器から飛び散らかった見えない汚れをくまなく

頑固なアメリカがこびりついた沖縄は天然色に戻るまで

何より欲と金でドロドロになってる霞ヶ関、永田町あたりは黒塗りがすっかり消えるようブラシを使ってしっかりと

生きる喜びと死の色

海と山が近い

ヤンバルにも似た場所

ミツバチと馬の力を借りて

人と自然が交わる暮らし

あたたかい地域のコミュニティ

賑やかな家族にまぎれこませてもらい

穏やかな時間を過ごせた

サーフィン、SUP、蜜蝋ラップづくり

初体験の思い出もたくさんもらった

 

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子どもたちと畑の野菜と一馬力が耕す土地と新しい蜂の巣

命が日に日に育つ

それらが積み重なって

気取りのない暮らしの奇跡がカタチとなっていく

未来へぐんぐん進んでいくパワー

溢れる生きる喜び

 

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島へ戻る空から辺野古の埋立区域が見えた

護岸で囲われた海は死の色に変わっていた

土砂が埋め立てていくのは海だけでない

子どもたちの明日

平和で穏やかな日々

小さな声が大きな力で潰されない社会

じわじわと埋められている

 

やはりここを最前線として崩れ始めているものを

どうにか止めなければ未来は暗く閉ざされる

この崩壊を引き起こしている力は何処にでもある

それは僕の中にも

だから誰かが止めるのではなく

僕の中の崩壊を僕が止めるのだ

そうやってみんなが内なる崩壊を自ら止めないと

戦争も差別も

人が人を喰いものにする世の中も

決して無くなりはしない

小さな声

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ジュゴンの死を悼むように

毎日殺されている命

名前も知らない小さな魚やカニやヤドカリにも

目を向けなければ

掌ほどの小さなサンゴにも心を注がねば

1m以上あるサンゴの保全はするが

それ以下は気にもせずに埋め殺す

そんなルールはあまりに傲慢だ

有名人のコメントは瞬く間にネットを駆けめぐるけど

踏みつぶされる小さな命の声なき声は

人びとには届かない

想像力を使わなければ

それは聞こえてはこない

小さな声に耳を傾けようとしなければ

ウチナーの思いに触れることも

名もなき私たちの声を届けることも

叶わない

 

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今日も海では…

辺野古 4/4

 

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辺野古崎からK8護岸が伸ばされ始めて1ヶ月。

250mまで作ると言われているその護岸のうち、約100mは捨て石の投下が済んでいる。

大浦湾側から見ると、辺野古崎と長島の間は半分近くが塞がれてしまったのが分かる。

大浦湾と辺野古イノーをつなぐ動脈とも言えるこの海水の流れが断たれてしまうことで、大浦湾や辺野古イノー全体に大きな影響を及ぼすことは素人が考えても容易に想像がつくだろう。

 

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このペースで作業が進むと5月半ばには大浦湾と辺野古イノーは分断されてしまう。

そして、K8護岸は土砂陸上げ用の新たな桟橋として流用され、埋め立て土砂投入のペースが倍のスピードになる。

 

護岸工事と並行して、辺野古側では3ヶ所のポイントで埋め立て土砂の投入が続いている。

1kmの長さがあるK4護岸ではテトラポットの設置も始まった。

 

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この基地建設計画の破綻を思わせるニュースや、様々な問題点が新聞で度々書かれても、それとは全く関わりのないように作業は毎日毎日行われている。

じわじわと海は毎日殺されている。

新たな埋め立て区域で土砂投入が始まった3/25には普段は見かけないメディアが駆けつけて、いくつか僕も取材を受けた。

「今日が特別ということではない。毎日毎日海は殺されている」

僕は記者にそう答えたが、多分それはあまり伝わらなかった。

次の日から取材に来るのは、地元二紙、琉球新報沖縄タイムスだけにまた戻った。

 

安和の琉球セメント桟橋からの土砂搬出も止めたい。

土砂を満載にした運搬船が大浦湾に入ってくるのも止めたい。

土砂がK9護岸に陸上げされるのも止めたい。

土砂投入も、K8護岸工事も、テトラポットの設置も、どれもこれも止めたいが身体はひとつだ。

 

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最近は仕事が忙しかったり、天候不良だったり、あまり多くは海に出られない。

たまに海に出ると、その度に随分と伸びた護岸にショックを受ける。

心身ともに疲れも感じている。

毎日笑って暮らしているが、海が殺されていくことを止められない後ろめたさが、常に片隅にある。

 

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だからといって、目をそらすことはできない。

守ろうとしているものは、決して手放したくないかけがえのないものだ。

この海を諦めてしまったら、自由や平穏な日々や大切な人々さえも、するするとこの手から抜け落ちてしまうに違いない。

その思いが、命を守る行動をここまでつなげてきたはずだ。

 

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#STOP_K8

そこに在る命

大浦湾の奥まったところにある小さな砂浜

瀬嵩(せだけ)浜は奇跡的な条件に恵まれたおかげで、他のどの浜よりも多くの種類の貝が流れ着く特別な場所

それは大浦湾の生物多様性がいかに豊かなのかをはっきりと物語っている

 

貝の種類は大まかに分けると三つ

二枚貝の仲間

巻き貝の仲間

そして、もうひとつは獣の牙のような形をしたツノガイの仲間だ

 

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ツノガイは海底にそのツノを突き刺すようにして生きている

だから、ジャリジャリした砂地や岩場などにはいない

水深数十メートルにあるフカフカの柔らかい海底がツノガイの住処だ

つまり、辺野古新基地をつくるため地盤改良すると国が言っている、「軟弱地盤」と呼ばれるフカフカの海底こそがツノガイの生息地なのだ

そこに7万本以上の砂杭を打ち込んでおいて、自然環境に配慮しながら工事を進める、なんてことはあり得ない

空爆しながら、住民生活に配慮すると言ってるようなものだ

 

安倍さんをはじめとした大浦湾の破壊を強引に推し進めようとする人々には、是非「貝と言葉のミュージアム」を訪ねてもらいたい

もちろんそれ以外の方にも超おすすめ!

要予約です

http://kaitokotoba.com/

 

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「貝と言葉のミュージアム」でほんとに分かりやすいお話を一時間ほど聞いた後に向かった瀬嵩浜の浜歩きでは、潮の満ち引きによってできた揺り上げ貝の帯が宝の山に見えてくる。

 

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大人も子どもも一緒になって夢中で揺り上げ貝を拾う。それは今まで気づかなかった無数の命と出会う瞬間でもある。