夢をあきらめずに

沖縄暮らしの記録

日々報道されるコロナウイルス新規感染者数について

この記事の「コロナウイルス新規感染者が52人で前日から100人以上減る」、という書き方は妥当だろうか。

 

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(記事URL)

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1171718.html

 

確かに10日の新規感染者は52人。

記事によれば、行政検査数400件での陽性22人に加えて、保険診療での陽性30人の合計が52人ということだ。保険診療での検査数は県の発表にも記載が無いので正確に把握できないが、陽性人数からみて数百件の検査数であったと推測できる。

 

新規感染者159人と発表された前日(9日)の検査数はどうか。

県のHPによると、行政検査数2683件で陽性102人。加えて保険診療での陽性が57人で、合計159人になる。保険診療検査数は不明。

 

9日の検査数の方が数倍多いことが分かる。

行政検査だけを見ても、

9日検査数2683件 陽性102

10日検査数400件 陽性22

と検査の規模が全く違う。

検査数が多くなれば陽性人数も当然増えるし、検査数を減らせば陽性人数も減る。

 

日によって検査数に増減があるのに、単純に陽性人数だけを見て前日より何人増えた減ったと言ってもあまり意味がない。

極端な話、検査数ゼロであれば陽性人数もゼロになるわけだから。

 

日々の報道で書かれる感染者数に一喜一憂してしまいがちだが、検査数何件に対しての新規感染者数なのかなど、正確な数字を見てから冷静に判断したいものだ。

また、メディアにも過度にセンセーショナルだったり、楽観を誘導したりするような感染者数の書き方は控えてもらいたい。

 

沖縄県による日ごとの行政検査数、新規感染者数の発表を参考に貼っておきます。

https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/hoken/chiikihoken/kekkaku/press/20200214_covid19_pr1.html

 

プライド

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ヤンバル西海岸の安和や塩川で

運搬船に昼間積み込まれた土砂が

夜中に沖縄最北端の辺戸岬をぐるっと回って

辺野古イノーを埋めるため

毎朝大浦湾に運ばれてくる

 

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航路に近づこうとして

海保の高速ゴムボートに追われて

拘束されたカヌーの目の前

朝日に輝く水面を切り裂いて進む運搬船

今日は4隻か6隻か

 

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その土砂は多い時には10tダンプ1000台分近くの量になるという

採石場から大浦湾の護岸で陸揚げされるまでのプロセスを一通り見ると

これは寄ってたかってじわじわ殺す海の公開処刑であるということが理解できる

実際に海へ土砂が入れられる場面は

護岸の向こう側で見ることはできないけど

 

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山を切り崩す作業員

ダンプ運転手

抗議者を押し退ける機動隊と警備員

運搬船の船員

運搬船の運航を手助けする海保と海の警備員

警戒船や作業船の船乗り

多くの人間が土砂搬送に

仕事として関わっている

褒められた仕事ではないが

彼らを怒鳴りつけ

或いは説得して仕事を止めさせたとしても

それだけじゃ何も変わらない

また他の誰かが代わりにその仕事をやるだけだ

根本の解決にはならない

 

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ではそれらの仕事をやらせている

元をどんどん辿って行き着く安倍晋三

総理大臣の椅子から引きずり下ろせば済むのか

それだって同じだ

それだけじゃ何も変わらない

また他の誰かが代わりにその仕事をやるだけだ

 

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何故そうなるのか

それは我々の社会が歪んでいるからだ

どんな仕事であれ中身は問わず

臆面もなく要領良くこなし

人を食い物にしてでも

地位と金を得た者が大手を振って歩く世の中で

だったら自分もそうしないと負けるんだと

我々が次々に矜持を手放し欲望を取った時に

社会はすっかり歪んでしまったのだ

変えなければならないのは

歪んだ社会を構成する我々自身なのだ

 

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我々がやるべき自らの改革はただひとつ

ウチナンチューであれ

少数民族であれ

有色人種であれ

セクシャルマイノリティであれ

貧困層であれ

非正規労働者であれ

ハンディキャップを抱えた者であれ

軍事基地や原発やダムを押しつけられる土地であれ

夜の街であれ

落ちこぼれであれ

よそ者であれ

女であれ

子どもであれ

老人であれ

誰かの命と尊厳が力で脅かされる時に

「バカなことは止めろ!」と

いつでも声を上げ

そうやって互いの矜持を取り戻すこと

たったそれだけだ

 

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立ち止まれば見えてくる

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大浦湾に入ってくるガット船。

昨日は辺野古へ行ったが、強い南風でカヌーを出すことはできなかった。

抗議船に乗って辺野古〜大浦湾を監視。

ガット船が3隻大浦湾に入った。

6/12の工事再開以来、平均して毎日34隻のガット船が大浦湾へ埋め立て土砂を積み込んで入っているが、それでも天候不良などで搬出量が少なくなることもあり、一日に必要な土砂量にギリギリの状態がしばしば起きている。

この日、安和桟橋は琉球セメント本来の業務に必要な石炭の積み下ろし作業に使われていて、土砂搬出はできなかった。また、塩川港も強風のため搬出作業を断念したとのことだった。

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何隻もの船で、ジュゴンの鳴き声調査をしていると思われた。

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K4護岸の東端付近では型枠を組んで何か大きなものを作っている様子が見られた。

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同様の作業はK2語岸とK3護岸の継ぎ目辺りでも行われていた。

 

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安和桟橋で石炭の陸揚げをするOCEAN SYMPHONY 。

 

今朝も安和桟橋はまだ石炭船が作業中だった。

また、昨日は積み込みが無かったので、大浦湾に土砂を供給する運搬船は入らない。

(実際には、昨日以前に土砂を積み込んでいた美鍛丸の一隻だけは入ったようだ)

今日中に大浦湾は土砂切れ状態になることが予想されたので、辺野古には行かずに塩川港へ向かった。

明日、大浦湾へ入る土砂量を少しでも減らせば、土砂不足状態を長引かせることができるからだ。

塩川港へ着いてみると、今日も強風で作業は行われていなかった。

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塩川港は強風のため辺野古行き土砂積み込み作業は無く、人影も見られなかった。

そうなると、今日も土砂の搬出は安和で石炭船の作業が終わるまで行えず、十分な量にはならないだろう。

安和では船での搬出はできないが、桟橋根元の琉球セメント構内に採石場からダンプで運んだ土砂を山積みしてストックする作業が行われていた。ストックが有れば、琉球セメント構内での移動だけで、桟橋のベルトコンベアに土砂が供給できるので効率がいい。土砂搬出を遅らせたいと願う側にとっては、このストックはなるだけ少なくさせたいのだ。

構内からのダンプの出口では、3,4人の抗議者が出口前の歩道を牛歩することで、ダンプの通行を遅らせていた。たった数人だが繰り返すことでじわじわと効果が現れて、構内に出待ちダンプの渋滞が起こっていた。

このような抗議者の知恵を絞った様々な行動の積み重ねで、何もしない時と比べて3割前後のダンプ通行量を減らせるそうだ。

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山積みになった土砂ストック

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琉球セメント構内へのダンプ入り口でも抗議行動が取り組まれている

これからの季節に炎天下で立ちっぱなしの長時間行動は体力的にかなりハードだ。参加者が多くなれば交代で休憩をとることもできる。少しの時間でも参加を呼びかけたい。

 

ダンプを待たせてゆっくり歩いていると、しまいには機動隊が「立ち止まらないでください」と背中を押して強制的に排除してくる。

しかし、辺野古新基地建設を全体として見るならば、「立ち止まる」ことこそが今必要なのだ。

先日、米議会では辺野古新基地建設計画に多くの懸念が示され、軟弱地盤や活断層の危険性、ジュゴンや珊瑚などを保護する環境面の問題など、立ち止まって計画をしっかりと見直すことが求められた。

これはアメリカの議会任せではなく、本来は日本全国からの声で日本政府に強く求めていくべきなのだ。

何故なら、この破綻が目に見えた基地建設が強行されることで私たちが失うものは、米国が被る不利益とは比べものにならないほど大きいからだ。

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琉球セメント構内の様子。

#全国から辺野古基地建設を止めよう

6/16〜19 海の写真

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6/16安和 琉球セメント。近くの採石場からダンプで運ばれてきた埋め立て土砂が、ここで桟橋へと伸びたベルトコンベアに投入される。

UFOらしきものが写っているが、気にしないでおこう。

 

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6/16安和。以前はセメント積み込みは旧桟橋、土砂積み込みは新桟橋と分けていたが、老朽化した旧桟橋が使用不可となったため、新桟橋先端でセメント船の積み込みをするようになった。2隻の巨大な運搬船がかなり接近して着岸していて、危険な気がする。

 

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6/16安和。3873トン(つまり10トンダンプ387台分)の土砂を一度に積める巨大なガット船(運搬船)。このような大きなガット船が現在は19隻体制で安和桟橋、塩川港と大浦湾を行き来している。輸送費が莫大な金額であることは間違いない。

 

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6/16安和。ベルトコンベアからガット船に積み込まれる埋め立て土砂。見るからに赤土混じりの劣悪なものだが、通常より高値で買い上げられている。

 

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6/17安和。ガット船聖嘉(しょうか)からの「本船間もなく出航します」という警告アナウンスは106.9dBの爆音で繰り返された。こういった音の暴力は許されるものではない。

 

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6/17安和。桟橋の沖には何隻もの運搬船が待機している。合計19隻の運搬船全てに乗組員が乗船している。その人件費もトータルすればかなりの額になるはずだ。

 

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6/17安和。海保によって桟橋付近から排除されたカヌーメンバーは海保GBに乗せられる。桟橋へと向かってくる次のガット船を悔しい思いで見つめることとなる。

 

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6/18辺野古。海を囲い込む護岸。

 

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6/18辺野古。米海兵隊の訓練とニアミス。

 

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6/18辺野古。K4護岸のテトラポッド設置も残りわずかとなっている。

 

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6/18大浦湾。この季節に戻ってくる渡り鳥ベニアジサシ。機敏に空を飛ぶ姿は思わず見惚れみるほど美しい。

 

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6/18大浦湾。長島の切れ目、通称「ながなが」は辺野古崎から大浦湾への入り口にあたる。遠くに小さく見えるのは「マナヌ岩」。

 

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6/18大浦湾。K8護岸へ着岸しようと接近するランプウェイ台船。安和からガット船で運ばれてきた土砂がこのような台船に積み替えられ、台船のスロープから乗り込んだダンプにユンボーで土砂を積む。ダンプは埋め立て地まで行って土砂をばら撒く。

 

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6/19辺野古。K2,k3護岸。風が強くカヌーでの行動は中止。抗議船に乗り込んでの監視。

 

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6/19大浦湾K9護岸。連日の強風で大浦湾への土砂供給が思うようにいかず、土砂切れになっていた。この状態になれば埋め立て作業が一時止まることになる。

 

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6/19辺野古沖のマナヌ岩は「竜の頭」に見立てられている。辺野古漁港には竜宮の拝所があるように、辺野古の海は古くから神聖な海として信仰の対象であった。

 

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6/19辺野古。テントの猫も暑さで眠ってばかり。

 


アジサシの華麗なダイブ

孤独なゴールキーパー

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 選挙や県民投票でいくら「辺野古新基地反対」の結果が出ても、新基地建設工事は止まることはない。

 その度にマスコミは「沖縄の民意に背いて」みたいに書くけど、そんなの沖縄の民意だけで止まるわけないじゃないか。

 戦後、全国にあった米軍基地は、次第に沖縄へと移設、集中化されて、それと共に全国にあった米軍基地問題は沖縄ローカルの問題に矮小化され、本土の人々の多くは、この国が今もなお実質的にはアメリカの統治下にあることをすっかり忘れてしまった。

 

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 米軍基地問題の矢面で孤軍奮闘することを強いられた沖縄は、サッカーに例えるならシュートの集中砲火にスーパーセーブを連発するゴールキーパーであり続けることを余儀なくされた。

 だけど、いくら沖縄がスーパーセーブで民意を示しても、キーパーが頑張るだけでは試合に勝てるはずもない。

 「沖縄は民意を示しているのに」と腹を立てる本土の人々は、かつて沖縄ほどの民意を示したことがあっただろうか?

 「沖縄を応援しています」という人は、この試合の蚊帳の外の観客席にいるサポーターのつもりなのだろうか?

 軟弱地盤と活断層の上に埋め立てて作る、破綻した基地建設計画に、莫大な税金を注ぎ込むことで、食い物にされているのは沖縄の人だけでなく、あなたも同じじゃないのか?

 この基地がつくられることで敗者となるのは、日本全土ではないのか?

 圧倒的に日本に負担を強いる不平等な日米地位協定は、沖縄だけでなく日本全体に適用される。

 本土の人々は沖縄の人々と同様にアメリカに踏みつけられている被害者であり、尚且つ、沖縄に基地を押しつけ踏みつけにしている加害者でもある

 そして、多くの人はその被害性にも加害性にも無自覚だ。つまりは、自分がアメリカ(及びその属国である日本政府)との試合中であるという自覚も無ければ、キーパーだけに試合をさせているという意識も無い。

 

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 しかし、今次々と露呈している政治腐敗の数々を見れば、政府がいかに民を食い物にしているかということが分かるはずだ。

 意味のない物、役に立たない物に、デタラメな理由をつけて税金を流し、一握りの者たちにだけ利権の旨みをばら撒いて政権維持の力としていく構造は、例えばアベノマスクと辺野古新基地を重ねてみればピタリと符合する。

 全国の人々が、現実を見つめ、イマジネーションを働かせ、米軍基地被害を沖縄問題という呪縛から解き放って当事者となり、ミッドフィルダーミッドフィルダーの、フォワードはフォワードの動きをする時にこの基地建設は必ず止まる。

 全国の人が意識を変える、その絶好のチャンスが今きている。

 

#全国から辺野古基地建設を止めよう