夢をあきらめずに

沖縄暮らしの記録

《辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動》の新しいチラシ 

辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動》の新しいチラシを作らせてもらいました。

3月末から神戸の三ノ宮マルイ前で配ってもらっています。

 

うら表紙に書いたコラムより。

 

「音楽を一緒に」

 ひとりの人間はちっぽけな存在だ。自分じゃどうにもならない理不尽なことが世の中にはいっぱい溢れていて、それは仕方ないことなんだ。他人に迷惑かけなければ、目に見える範囲でほどほどに笑って楽しく過ごせばいいじゃないか。それでなくてもいつも時間に追われ、あれこれ深く考えている暇なんてない。関心無いし見たくもない。自分には関係ない。僕には何も出来ないよ。
 そうやって仕事と自分の小さな世界に精一杯で、忙しさで息苦しい思いをしながら、感情を殺して、僕は長く生きてきました。社会のことには無関心で、選挙にも行かなかった。
 でも、原発事故をきっかけに社会の矛盾と向き合うことができました。目にするもの全てが違って見えてきました。自分の意識が変われば、世界の一部は変わったことになります。僕が変われたのだから、きっかけさえあれば誰だって変われるはず。『サヨナラCOLOR』という歌を聴くと、そのことを思い出します。 
 僕は信じています。行動し続ければ世界は必ず変えられる。未来は僕らの手の中にあると。

 

 

そこから旅立つことは とても力がいるよ
波風たてられること きらう人ばかりで
でも君はそれでいいの? 楽がしたかっただけなの?
僕をだましてもいいけど 自分はもうだまさないで
サヨナラからはじまることが たくさんあるんだよ
本当のことが見えてるなら その思いを僕に見せて
永積タカシ作詞 『サヨナラCOLOR』 )

 

 

 

youtu.be

 





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表紙

 

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見開き 左ページ

 

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見開き 右ページ

 

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うら表紙

 

 

ところで、ハナレグミこと永積タカシ氏が4/4に行ったYouTubeライヴが、4/11まで期間限定で公開されています。

アンコールで「サヨナラColor」も唄ってます。

コロナウイルス感染拡大を防ぐため、自宅で過ごす時間が長くなっている皆さん、気分転換に素晴らしい音楽を是非楽しんでください。

 

youtu.be

『グレタ たったひとりのストライキ』から抜粋

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 彼女が正しい。いったん気候を破壊してしまうと、二度と修復することはできない。これからの世代がいくら望んだとしても、元に戻すことはできない。

 つまり、私たち人類は間違った闘いをしているのだ。あるいは、こう言うべきだろうか。どんなに正しいもののために闘っているとしても、いまのライフスタイルを維持するかぎり、その最重要課題はすべて無駄な闘いに終わるリスクが高い。


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【辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動】の新しいチラシにコラムを書かせてもらいました

先週土曜日から大阪駅前で配られているチラシにコラムを書かせてもらいました。

お近くの方は毎週土曜3時半~5時まで、大阪駅南バスターミナルでチラシを受け取ってみて下さい。

 

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 辺野古の美ら海への土砂投入が始まって一年の経過を伝えるどの記事にも、埋め立て土砂投入量は「まだ1%」との文字が目につく。しかし、海の破壊はその数字では表せない。
 餌場であった藻場から追われたジュゴン。護岸に阻まれて産卵する浜に上がれず途方にくれる海亀。巣をつくり雛を育てる岩場を奪われたアジサシ。保全を装うデタラメな移植によって殺された珊瑚。この海には数えきれないほどの種類の生物が生きているのに、埋め立て予定地の4分の1は護岸で囲われ、既に〝死の海〟に変えられてしまった。住処を追われ、日々殺されていく命はもう取り戻せない。土砂のパーセントはこの喪失を語らない。
 基地被害に苦しむ沖縄県民140万人は日本人全体から見れば1%余りでしかない。そうやって米軍基地問題は矮小化され、沖縄という小さな島のローカルな問題に封じ込められてきたのではないか。命の話は%では表せない。
 火災で失われた首里城のように、辺野古の海は今まさに燃えている状況だ。これは火を放つ者たちによる火事だ。彼らは火を消そうとする人々を力で遠ざけようとさえする。「まだ1%」の後に隠された「だから大丈夫」に私たちが安堵している間にも、炎は日に日に勢いを増し広がっていく。それは私たちの未来が燃やされているということでもある。


カヌーチーム辺野古ぶるー 山崎タヲル

 

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ヤンバルの深き森と海より

注文してた本が昨日やっと手元に届いた。


ヤンバルについて書かれた、沖縄在住の芥川賞作家の新刊だが、名護の本屋を回っても店頭には無かった。
ネットで調べるとAmazonで注文したら、4日後には届くようだった。
でも、僕はこの本は地元の本屋で買うべきだと思った。

 

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名護のイオンにある本屋に注文に行ったら、船便になるので取り寄せに2週間ほどかかると言われた。
僕は2週間待ってもいいから、名護の本屋で買うことにした。

相方によると新宿の紀伊國屋書店にも置いてなかったそうだ。
それで、地元の本屋に注文したら、やっぱり1週間から10日かかると言われたそうだ。
都内の本屋でさえそうなのだ。
ネットで個人がたった一冊注文しても、4日後には届くのに。
流通のシステムがおかしくなってるんだな。
本屋はたまったもんじゃないだろう。
他の小売業者も同じく、ネット販売に客を相当奪われてるに違いない。
地方の小さな店なんてどんどん潰れていく。
「早さ、安さ、便利さ」だけを追求していけば当然そうなるが、物を買う時に、品物を手に取って吟味することも、お店の人と言葉を交わしながら選ぶことも出来なくなっていく。
そんなのは味気なくて嫌だなと僕は思うので、ネット通販は極力使わないようにしたい。
完全に手を切るのは難しいけど…。

 

あっ、この本読んでみたいと思った人は、是非地元の本屋さんに注文して買ってくださいね。
ご近所の図書館にリクエストを出してみるのもいいかも。

塩川にて

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すぐ目の前の採石場から続々と、赤土土砂を満載にしたダンプが塩川港へやってくる。
ダンプは港に着岸した台船へ乗り込み、荷台を傾けてダンプ百数十台分の赤土土砂の山を台船に積み上げる。
赤土土砂でいっぱいになった台船は港を離れ、沖合で待つ「ガット」と呼ばれるグラブ・バッケットの装備された運搬船(通称ガット船)に横づけする。
ガット船はグラブ・バケットを使って、クレーンゲームのように台船から赤土土砂の山を瀬取りする。
積載量が満たされたガット船は大浦湾へ向かう。
これが塩川港での赤土土砂搬出作業だ。

 

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沖縄県には赤土等流失防止条例があり、赤土が河川や海へ流れ込むことによる水質汚濁は厳しく取り締まられている。
赤土による水の濁りはサンゴの光合成を阻害するなど、自然環境に大きなダメージを与えるからだ。
辺野古の埋め立てに使われる土砂は「岩ズリ」と呼ばれる、採石の際に出てくる砕けた岩の屑が使われる計画になっている。
しかし、実際には岩ズリとは名ばかりの赤土が、従来の岩ズリの3倍の高値で取引され使用されている。

この違法な土砂の投入が、もう一年以上野放しになって強行され続けている。

 

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サンゴの海へ投げ込まれる赤土は、言わば「花畑を踏み荒らす足」だ。

それを止めることは思想信条がどうのという以前に、当たり前のことだ。
しかし、ダンプに抗議しようと近づく我々は機動隊によって排除される。
赤土を積んだ船にカヌーで近づけば、海上保安庁によって行く手を阻まれる。

 

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「どう見てもあれは赤土でしょ
赤土を海に入れたらサンゴが死ぬんだよ
だから赤土を海に入れたらダメだって条例があるんだよ
あなたたちも毎日ダンプで何が運ばれてるかを見て、違法工事が行われてると知ってるでしょう」

 

塩川港で目の前に立ちはだかった若い機動隊員に、語りかけてみる。
しかし、彼の目の表情は真黒なサングラスで隠されていて読み取れない。

 

「違法なことを取り締まるのが警察の仕事でしょ
なのに目の前のダンプを警察は取り締まらない
海では海上保安庁も違法な船を取り締まらない
この違法行為を誰が取り締まるんだろうね
一体いつまでこの無法な状態が続くんだろうね」

 

彼は何も答えない。

 

「仕事で上からの指示通りにやらなければならない事があるのは分かるよ
でも実際にここで何が行われているか
目の前のダンプや抗議する人だけを見てたんじゃその本質は分からないよ
これを誰がやらせてるのか
これを強行しろって指示を出してる政府の人間がどんな人間か
今、国会でどれだけひどい答弁で自分の悪事をごまかしているか
そういうのも一緒に見ないと分からないよ」

 

そしたら、不意に彼がぼそっと答えた。

 

「それは自分も見てますよ。あれはダメだと思ってます」

 

それが分かっているなら、僕にはそれ以上彼にかける言葉は無かった。
僕は彼のそばを離れた。

 

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