あのアンダーコントロールの茶番劇をまた沖縄でするのか?
「解除は妥当」「遅きに失した」沖縄の経済界で渦巻く安堵と憤り | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
それを伝える沖縄タイムス より引用してみると。
警戒レベルが「レベル3(感染流行期)」で維持されるのは「致し方ない」と理解を示し…
「遅きに失した」
「本来は解除と同時に、知事が『沖縄に来てください』とメッセージを発信しなければいけない。
「知事に動画などで『宣言を解除したので、ぜひお越しください』という全国へのメッセージを出してもらうよう要請する」
県の緊急事態宣言解除の対応について、経済界のお偉いさんたちによる否定的でエゴイスティックな言葉が並ぶ。
結局は観光業界に代表される経済界の圧力に、県が折れたのだろう。
県は一週間の新規感染者が38人を超えたら(県が設定した警戒レベル3の状況なれば)第二波の緊急事態宣言をすると目安にしていたが、この一週間の新規感染者は118人と、目安の38人を大きく上回ったままだ。
にも関わらず、自らの設定した安全基準を県は投げ捨ててしまった。
感染者の人数をもとにした警戒レベルの目安と、経済界のお偉いさんが渋々示す“理解”とは何の関連も無いのにだ。
また、この一週間は台風の影響でPCR検査が満足に行えない日があったが、それでも直近一週間のPCR検査陽性率は3.1%で、レベル3(3%未満となればレベル2になる)の段階にある。
もうひとつ忘れてはならないのは、この一週間で6人のコロナウイルス感染者が亡くなっていることだ。
いまだに毎日のように人が死ぬ状態。
まだ安心できるレベルにまで感染が終息している状態に達していないにもかかわらず、経済界は「もっと早く解除すべきだった」と憤っているのだ。
そして、偽りの安全宣言をし、「沖縄に来てください」と県外に向けて知事自ら率先してPRすることを要求している。
もし、その影響でさらなる感染拡大が数週間後に数字として現れ、回復が束の間のものとなったとしてもいいのだろうか?
五輪招致で福島の状況はアンダーコントロールにあると世界中に大嘘をついた安倍晋三の茶番劇にそっくりな偽りのPRを、沖縄県の玉城デニー知事にさせるのか?
経済界の切羽詰った事情と、県民の生命と健康を守る緊急事態宣言はきっぱり切り離して考えるべきだったと僕は思う。
本来は経済界には別のかたちの手厚い支援を国のリーダーシップのもとに行うべきだった。
もちろんGoToキャンペーンのような、災害に便乗して税金を中抜きすることしか中身の無い支援ではなく、本当に困っている人々に援助が行き渡る意味のある支援を。
それがあれば経済界もここまで露骨に経済至上主義に走ることはないはず。
とにかく経済を回せというこのエゴは、辺野古基地建設のアクセルを踏む力のひとつにもなっている。
もうたくさんだ。