生きる喜びと死の色
海と山が近い
ヤンバルにも似た場所
ミツバチと馬の力を借りて
人と自然が交わる暮らし
あたたかい地域のコミュニティ
賑やかな家族にまぎれこませてもらい
穏やかな時間を過ごせた
サーフィン、SUP、蜜蝋ラップづくり
初体験の思い出もたくさんもらった
子どもたちと畑の野菜と一馬力が耕す土地と新しい蜂の巣
命が日に日に育つ
それらが積み重なって
気取りのない暮らしの奇跡がカタチとなっていく
未来へぐんぐん進んでいくパワー
溢れる生きる喜び
島へ戻る空から辺野古の埋立区域が見えた
護岸で囲われた海は死の色に変わっていた
土砂が埋め立てていくのは海だけでない
子どもたちの明日
平和で穏やかな日々
小さな声が大きな力で潰されない社会
じわじわと埋められている
やはりここを最前線として崩れ始めているものを
どうにか止めなければ未来は暗く閉ざされる
この崩壊を引き起こしている力は何処にでもある
それは僕の中にも
だから誰かが止めるのではなく
僕の中の崩壊を僕が止めるのだ
そうやってみんなが内なる崩壊を自ら止めないと
戦争も差別も
人が人を喰いものにする世の中も
決して無くなりはしない