変わりゆく時代の中で
辺野古 3/14
約半月ぶりに海へ
カヌーの4名と、サポート船に乗った2名がこの日の海上行動メンバー
向かうは辺野古崎と長島の間の海水の流れを断ち切るK8護岸の造成現場
40分程カヌーを漕いでたどり着いた辺野古崎には
半月前には無かったK8護岸の基礎となる捨て石が50mくらいは連なっていた
やがて捨て石のラインを覆う被覆ブロックの設置が始まった
オイルフェンスを越えて作業現場へ近付こうとするが
海保の高速ゴムボート5隻が立ち塞がり先へ進めない
海保のゴムボートで辺野古浜へ戻され
サポート船の牽引で現場へ戻る
船の前方を海ガメが横切った
この辺りにはジュゴンや海ガメが好む海草藻場が広がっているのだ
このまま工事が進めば藻場は失われ
餌場を奪われた海ガメをもう目にすることもなくなるだろう
この海を殺しているのは誰だろう
目の前の作業員や海保にロクでもない仕事をさせているのは誰だろう
カイホ バカヤロー
アベハ ヤメロ
そうやってダメなヤツらを叩き潰せば命は守れるのだろうか
どうやったらこの殺戮を止められるだろう
僕は本気でこの海を守ろうとしているだろうか
この海殺しを止めきれない社会状況の中に否応なく誰もが組み込まれ
その暮らしの一部は巡り巡って
自然を壊したり
誰かを食い物にしたり
未来を台無しにしたりすることに
自覚することもなくつながっていて
今この時代を生きるひとりとして
実は誰だってこの海を埋め立てることの責任から逃れることはできない
どうすればそれを変えられるだろう
どうすればそんな世界から抜け出せるだろう
何かを変えるのではなく
誰かに託すのでもなく
僕たち自身が変わらなくては
出口は見つからない
海保のにぃにぃにも言った
どうしたら止められるか
一緒に考えて欲しい
何かできることがあるはずだから
#STOP_K8
カヌーに乗っている間、頭の中でなっていたのはこんな歌
いつになれば
友よ僕らは
この味気ない時代に
サヨナラが言える
沈みゆく
あの夕陽を止めてみたいさ
力があれば
ふるさとの街の上を
いたずらな風が
吹き荒れてる
いつになれば
友よ僕らは
祖国をふるさとと
呼べるだろうか
全ての古いものが
新しいものの中で
もしも流れを変えるなら
変わりゆくこの時代の中で
僕は今みんなと生きていたい
人は誰も人でいたくて
友を求めて彷徨うもの
いつになれば
友よ僕らは
僕らを互いに
友と呼べる
信じ合うべき僕らの力で
もしも流れが変わるなら
変わりゆくこの時代の中で
僕は今みんなと生きていたい
変わりゆくこの時代の中で
僕は今みんなと生き続けたい