夢をあきらめずに

沖縄暮らしの記録

『非戦・対話・NGO 国境を越え、世代を受け継ぐ 私たちの歩み』より抜粋

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第1話 谷山 博史『個人史の中の非戦 』より

 

 

安保法制を批判し、戦争に反対するだけでは戦争は止められない。戦争への加担も避けることはできない。

地球上の化石燃料や鉱物資源、水、森林、土地などの自然資源は、ここ数十年の間に急激なスピードで枯渇に向かい、地球の温暖化を加速させ、貧困地域をどんどん拡大させている。その責任はむろん経済成長一辺倒の私たち先進国にあるのだが、近年では新興国が同じ舞台に登場し、資源争奪戦に加わるようになった。希少化する資源の争奪は、今後さらに加速するであろうとも言われている。だとすればどうなるか。各国が武力を用いて奪い合うか、経済戦争によって奪い合うか、どちらにせよ自然資源を生活の糧として慎ましく暮らしてきた途上国の人々から奪う点では同じである。

私たちが言う「非戦」の先には、この問題が厳然と立ちはだかっている。非戦を貫くには、今や私たちは地球上の資源と環境を食いつぶす必要のない、「脱成長」の経済へと舵を切るしかないのである。それは「武力や収奪に依存しない経済をつくる」ということであり、奪う豊かさではなく、「自足する豊かさ」「分かち合う豊かさ」の実現ということである。

 

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