夢をあきらめずに

沖縄暮らしの記録

良き隣人と傲慢な侵略者

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朝、松田ぬ浜でカヌーを出す準備をしていると、軽装姿をした数十人の米兵が浜のゴミ拾いに現れた。

浜がそんなにゴミであふれていたわけではないので、有り余る人数の米兵だ。

彼らはもちろん善意から自主的にビーチクリーンをしているのではなく、上からの指示で動いている。

環境に気を配る良き隣人を演じるために。

その証拠に松田ぬ浜とフェンスを隔てた向こう側、キャンプ・シュワブの浜には米軍の水陸両用車がズラリと並べられていた。

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辺野古イノーで現在作られた護岸や仮設道路が海と砂浜を遮断したために、産卵期を迎え故郷の砂浜に卵を産みに戻ってきたウミガメは上陸することができずに彷徨っている。

そのウミガメにとって、この近辺にわずかに残された砂浜さえも米軍の水陸両用車によって奪われている。

砂浜を荒らし、海底の砂を巻き上げて茶色い濁った水の帯を描きながら、我が物顔で次々と海へ出ていく水陸両用車は、傲慢な侵略者の姿そのものだ。

良き隣人を装うビーチクリーンの偽善性が浮き彫りになって見えてくる。

 

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7月予定と言われていた埋立て土砂の投入が、8月中旬まで遅れるようだ。

 

辺野古、8月中旬にも埋め立て区域に土砂投入へ : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

しかし、土砂が投入されるまでもなく、護岸の囲い込みが閉じられてしまうと、中の水温は上昇し多くの生物は生きていられなくなる。

今日現場を見た印象では、最初に土砂が投入されると報道されている辺野古崎寄りの区域の護岸が閉じるまで、もう2週間くらいだと感じた。

 

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(クレーンの位置がK4護岸工事Cポイント。この護岸が写真右のN3護岸に到達するまで残り100m程度となっている)

 

土砂の投入が遅れることが、翁長県知事の埋立て承認撤回の判断をさらに鈍らせることにならないように願うばかりだ。

生命を守るための決断をするなら、あくまで護岸が閉じる前の撤回でなければならない。

 


5/31 K4護岸工事Bポイント捨て石投下

  

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(3カ所のK4護岸工事ポイントに立つクレーン。左からA,B,Cの順