夢をあきらめずに

沖縄暮らしの記録

ジュゴンの生きる海で

辺野古 6/27

 

昨日の夕方からK9護岸とは別に、新たに辺野古側で沖縄防衛局が護岸工事を始めたというニュースは朝のミーティングでも取り沙汰されていた。

辺野古漁港に一番近い埋め立て部はK1護岸と呼ばれ、216メートルの長さの捨て石の山をシュワブの浜から沖へと伸ばしていく。

しかし、前日の船からの監視時にはその気配さえ感じられなかった。

カヌーと船団は真っ先に現場に向かった。

実際にはK1護岸工事そのものではなく、K1護岸工事のための仮設道路の建設が始まったという表現が正確だ。

場所的には辺野古崎と生コンプラントのちょうど真ん中あたり、赤白の鉄塔が立つ真ん前の浜だ。

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これは事前に承認された計画に無い、無許可の工事にあたり、公有水面埋立法違反の違法工事だ。

捨て石の落とされた浜を取り囲むようにオイルフェンスが設置され、2,3メートルおきに海上保安官が腰まで海に浸かって警備にあたっていた。

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K1護岸工事のための仮設道路建設が始まった

 

オイルフェンスを越えてカヌーチームが抗議を行うと、捨て石を投下していたユンボのオペレーターが引き上げて作業が中断された。

ほどなく、軍警と米兵が姿を見せたのでカヌーメンバーはオイルフェンスの外に出て抗議を続けた。

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軍警は高圧的な態度で、カヌーメンバーや抗議船船長の個人名を連呼し恫喝を続けた。

カヌーと船団が作業現場と一定の距離を保ちながら抗議を継続することで、午前中は作業が再開されることは無かった。

 

午後、次第に潮が引きオイルフェンスの外側までも岩場が浮かび上がってきた。

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そこには、2014年の台風で流され回収不能とされているフロートのアンカーも見られた。(鉄板を数枚重ねたこのアンカーは台風の力に耐えられず流出したため、それ以降は数十トンの重さのコンクリートブロックがアンカーとして使われるようになった。)

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午後、作業員が戻ってきて捨て石の投下が再開された。

カヌーメンバーはカヌーを降りて干上がった岩場ギリギリまで迫り抗議を続けた。

軍警と米兵が岩場まで走ってきて、「指令が出ているのでこれ以上引かないのなら取る」と恫喝をしてきた。

カヌーと船団は激しく抗議をした。一年前に軍警がカヌーメンバーを岩場から基地内に引きずり込み8時間も身柄の所在も明らかにせず拘束したことは、今国賠訴訟で争われている。最近の公判では、裁判官に身柄拘束の理由を問われた国の弁護人は法的根拠を示すのに3ヶ月の準備が必要だという驚くべき答弁をしたという。

つまり、法的な根拠は無いのに身柄拘束をしたというに等しいのだ。

軍警に「指令」を出したのは米軍に違いない。ならば、国賠訴訟においても米軍が法廷に立ちその指令の根拠となるものを述べるべきだ。

逮捕をほのめかし、抗議者を追いやって工事を推し進めたその主体が米軍であることはハッキリと分かった。

 

youtu.be

 

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岩場から数十メートル離れた場所で膝あたりまで水に浸かって抗議を続けた。

ふと足元を見ると、海底は青々とした海草が豊かに茂っていた。

ここはまさにジュゴンが餌を食みにくる藻場なのだった。

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