虚ろな瞳
辺野古5/29
月曜の朝だというのに警戒船の姿が見えなかった。
カヌー10艇で弾薬庫下に着いて、一時間ちょっと監視するが、やはり動きが無い。
地元の行事に配慮して作業を中止したのではないかということだった。
10時をめどに海上行動を終了した。
昨日は先週末に大浦湾を去ったバージ船と入れ替わりに、新たなバージ船が入って来たそうだ。大きな船を入れるのは私たちが休んでいる日曜日と決めているようだ。
(新たに大浦湾に入ったバージ船。シートに包まれた機材のようなものが搭載されている。)
また、土曜は海上作業ヤード近くにあった黄色と白のクレーン台船が南へと移動した。
今日確認したら、台船の停泊していた海上作業ヤード近くに、ボーリング調査のガイドパイプが海底に突き刺さったまま残されていた。いずれまた台船が戻ってボーリング調査を再開するのだろう。
海から上がって昼食と着替えを済ませてシュワブゲート前に行くと、ミキサー車など工事車両の車列を入れるため、機動隊による座り込む人たちの強制排除の真っ最中だった。
土曜日とは真逆。海上作業が止まっているのに、資材搬入は通常通り行われている。
座り込む人たちを力ずくで荷物のように運びだし、行動の自由を無視して閉じ込める、人権侵害が今日も平然と行われている。
沖縄県警の機動隊員たちの目は虚ろだ。
故郷の海を殺す手助けをするために、同郷の心ある人々と対峙しなければならない機動隊員たちの胸の内は傷だらけなのだろう。その痛みに蓋をして不条理な命令に従わざるを得ない状況が、彼らに心を空虚にすることを強いている。
誰も幸せにならない、こんなことはどうにかして終わらせなければならない。
(今日はミケも茶ぁ子も隠れていた)