朝から高江へ。
土砂を積んだダンプの搬入阻止行動に参加。
来る度に状況は変わっていて、ダンプの大名行列と市民の知恵比べが連日続いている。
今日は阻止行動に初めて来たと、ご婦人や青年から聞いた。
徐々に人は増えつつあるのを感じた。
しかし、まだ人手も車の数も足りてはいない。搬入を遅らせることは出来ても、止めるまでには、至っていない。
かと言って、毎日の阻止行動の積み重ねは無駄ではない。
回数を重ねることで、良いこともある。
彼等が選べる手段には限りがあって、どんどん彼等の手の内は分かってきている。
それとは逆に、それに対抗するアイデアは市民の側から次々と生まれている。
人々の経験値も上がり、どう動けば効果的なのか、状況判断の能力が身につき始めた人もいる。
彼等が手詰まりになる日も遠くはない。
残された時間はそう多くは無いが、勝機はまだまだ残されている。
とにかく現場へ来て欲しい。
初めての人は不安や迷いも有るだろうが、心のどこかでスイッチが入ったなら、腹をくくって飛び込んで欲しい。
その一歩は高江の仲間にとっても、あなたにとっても、大きな一歩になるから。
(大名行列がN1ゲートへ向かったとの報せを受けて、県道に車を並べる。
一般車両の通行も出来なくなるが、大名行列がここを通る時にはこの手前にあるメインゲートからN1までは、どのみち機動隊により完全封鎖される。
実質的に県道の通行妨害をしているのは機動隊だ)
(一台一台をジャッキアップして機動隊が市民の車を排除する)
(浮かせて押す。左奥には車列の隙間に座り込んだ人々を力ずくで排除し、閉じ込めている)
(手前が座り込みから排除された人々。回り込んで何度も座り込む人、目の前の機動隊に自分達の思いを粘り強く語りかける人、皆それぞれのやり方で行動する。こんな仕事をやらされている機動隊の立場を思い、涙ながらに機動隊に言葉をかける青年も)
(キャスターの付いたジャッキ。これでタイヤを持ち上げる。ジャッキを入れられない所は機動隊が人力で持ち上げる。ヒドイ仕事だ)
(県道脇から入ってすぐの、ちょっとした広場には米兵が残していった銃弾がそこかしこに落ちている。生活道路と軍事演習の場がまさに隣り合っている)
(N1裏テントから林道を少し歩いた所に数日前に作られたフェンス。本質的にはパレスチナと同じ事が行われている)
(フェンスの横から回り込んで見るとフェンスの木板の裏には有刺鉄線が)
(その奥に警備員3人。そして防衛局職員が10名以上。監視のためだろうか、炎天下の中、物も言わずにただ立っている。意味が理解出来ない、異様な光景だ)
(午後には有刺鉄線を巻きつけた単管で、さらにフェンス脇を強化した。一体彼等は何を恐れているのだろう)
(警告書も…)
(つい先日まで自由に出入り出来た林道が、まるで米軍提供地であるかのように扱われている。これは手続きを無視した無法な米軍基地の拡大に他ならない)