夢をあきらめずに

You may say I’m a dreamer. But I'm not the only one.

焔に戦慄する前に

「焔に戦慄する前に」 ついにここまで来た 暗雲の中を突き進んできた 我々を乗せた国家という列車の行方に 揺れる戦禍の焔が見えてきた やはり再びここへ出てきた 戦争にリアリティは感じないと 鼻で笑った人々は この有様から目を背け 空虚な悦楽にしがみつ…

『スノーデンが語る「共謀罪」後の日本 大量監視社会に抗するために』

『スノーデンが語る「共謀罪」後の日本 大量監視社会に抗するために』 読了。 2017年5月29日に軍司泰史氏がモスクワでエドワード・スノーデンに行ったインタビューをまとめた本。 スノーデンが告発するアメリカ国家権力が進める大量監視社会化の凄まじさと、…

あのアンダーコントロールの茶番劇をまた沖縄でするのか?

沖縄県のコロナウイルス緊急事態宣言が解除された。 「解除は妥当」「遅きに失した」沖縄の経済界で渦巻く安堵と憤り | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス それを伝える沖縄タイムス より引用してみると。 警戒レベルが「レベル3(感染…

日々報道されるコロナウイルス新規感染者数について

この記事の「コロナウイルス新規感染者が52人で前日から100人以上減る」、という書き方は妥当だろうか。 (記事URL) https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1171718.html 確かに10日の新規感染者は52人。 記事によれば、行政検査数400件での陽性22人に加えて…

プライド

ヤンバル西海岸の安和や塩川で 運搬船に昼間積み込まれた土砂が 夜中に沖縄最北端の辺戸岬をぐるっと回って 辺野古イノーを埋めるため 毎朝大浦湾に運ばれてくる 航路に近づこうとして 海保の高速ゴムボートに追われて 拘束されたカヌーの目の前 朝日に輝く…

立ち止まれば見えてくる

大浦湾に入ってくるガット船。 昨日は辺野古へ行ったが、強い南風でカヌーを出すことはできなかった。 抗議船に乗って辺野古〜大浦湾を監視。 ガット船が3隻大浦湾に入った。 6/12の工事再開以来、平均して毎日3〜4隻のガット船が大浦湾へ埋め立て土砂を積み…

6/16〜19 海の写真

6/16安和 琉球セメント。近くの採石場からダンプで運ばれてきた埋め立て土砂が、ここで桟橋へと伸びたベルトコンベアに投入される。 UFOらしきものが写っているが、気にしないでおこう。 6/16安和。以前はセメント積み込みは旧桟橋、土砂積み込みは新桟橋と…

孤独なゴールキーパー

選挙や県民投票でいくら「辺野古新基地反対」の結果が出ても、新基地建設工事は止まることはない。 その度にマスコミは「沖縄の民意に背いて」みたいに書くけど、そんなの沖縄の民意だけで止まるわけないじゃないか。 戦後、全国にあった米軍基地は、次第に…

未来は手の中に

作業員のコロナ感染で中断されて以来、約2ヶ月のブランクを経て、今日辺野古の埋め立て作業が再開された。 怪しげな企業が受注したアベノマスクが、小さ過ぎて、異物が混入し不衛生で、市販マスクが再び流通しだしてもう遅すぎ、どんなに役立たずで不要だと…

ハートに火をつけて

辺野古埋め立て作業の再開が迫ると報道されているなか、ブランクのあいている海上行動も再始動への肩慣らしとしてカヌー練習を行なった。 2ヶ月近く作業が行われていない辺野古には渡り鳥のアジサシが少ないながらも戻ってきていた。 松田ぬ浜から辺野古崎ま…

ピカソと岡本太郎

ピカソの絵「ゲルニカ」をめぐる小説 『暗幕のゲルニカ』(原田マハ著)を昨日読み終え、今日はネットで映画『太陽の塔』(関根光才 監督)を観た。 良い本と映画との出会いに感謝。 意識してこの2作品を選んだわけではないが、僕の中ではなんだかそういう…

ナオミ・クライン著『これがすべてを変える 資本主義vs.気候変動』

ナオミ・クライン著『これがすべてを変える 資本主義vs.気候変動』 2014年に書かれた、上下巻合わせて600ページを超えるボリュームの書。 3月末に図書館で借りて読み始め、ようやく読み終えた。 新型ウイルス感染拡大を防止するため、図書館が長期閉館となり…

コンピ CD『StayHome やーぐまい』

やーぐまいの時間を使って、久しぶりにコンピレーションCDをつくってみた。 タイトルは『StayHome やーぐまい』。 まだもう少しは続きそうな、家の中で過ごす時間の気分転換に、聴いてもらえたら嬉しい。 ジャケットの裏には100年ほど前のスペインかぜのパン…

パンデミック と やーぐまい

コロナウイルスのパンデミックで 世界中の人々がやーぐまい(家ごもり)して がむしゃらに突き進んできた経済活動をほとんどストップさせたら 濁っていた川の水が澄んできた 排気ガスで汚れていた大気も浄化され インドから30年ぶりにヒマラヤ山脈が見えたそ…

アベノマスクと波打つ滑走路

皆さんの自宅にはもう届いただろうか? アベ政権が全世帯に2枚配布するという布マスク。 閣僚たちが不織布マスクをつけるなか、一人だけ頑なにこのアベノマスクと揶揄される昭和の給食当番を思い出す布マスクの着用を続ける首相の姿を見るたびに、「何の罰ゲ…

《辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動》の新しいチラシ 

《辺野古の海に基地をつくらせない神戸行動》の新しいチラシを作らせてもらいました。 3月末から神戸の三ノ宮マルイ前で配ってもらっています。 うら表紙に書いたコラムより。 「音楽を一緒に」 ひとりの人間はちっぽけな存在だ。自分じゃどうにもならない理…

『グレタ たったひとりのストライキ』から抜粋

彼女が正しい。いったん気候を破壊してしまうと、二度と修復することはできない。これからの世代がいくら望んだとしても、元に戻すことはできない。 つまり、私たち人類は間違った闘いをしているのだ。あるいは、こう言うべきだろうか。どんなに正しいものの…

【辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動】の新しいチラシにコラムを書かせてもらいました

先週土曜日から大阪駅前で配られているチラシにコラムを書かせてもらいました。 お近くの方は毎週土曜3時半~5時まで、大阪駅南バスターミナルでチラシを受け取ってみて下さい。 辺野古の美ら海への土砂投入が始まって一年の経過を伝えるどの記事にも、埋め…

ヤンバルの深き森と海より

注文してた本が昨日やっと手元に届いた。 ヤンバルについて書かれた、沖縄在住の芥川賞作家の新刊だが、名護の本屋を回っても店頭には無かった。ネットで調べるとAmazonで注文したら、4日後には届くようだった。でも、僕はこの本は地元の本屋で買うべきだと…

塩川にて

すぐ目の前の採石場から続々と、赤土土砂を満載にしたダンプが塩川港へやってくる。ダンプは港に着岸した台船へ乗り込み、荷台を傾けてダンプ百数十台分の赤土土砂の山を台船に積み上げる。赤土土砂でいっぱいになった台船は港を離れ、沖合で待つ「ガット」…

命の話をしよう

金がものを言う世の中だ 真っ黒に汚れた手だろうが 大金を握ってさえいれば 人の上に立てるようだ そうなると 卑しく儲けた者が 人を踏みつけにし 欲しいものを多く手にできる もっと楽をしたい もっと儲けたいと 誰もが金の顔色をうかがい 金にへつらって…

燃えさかる炎

今年も残り1ヶ月をきって 昨年末から始まった辺野古の土砂投入がらみの暦が巡ってきた 12月3日 安和の琉球セメント桟橋から土砂搬出が始められた日 12月14日 辺野古の美ら海に初めて土砂が投げ込まれた日 大きく結集を呼びかけた 海での行動が続いた 「あれ…

『シューレス・ジョー』W.P.キンセラ著 永井 淳訳

たぶん20年以上前に読んだ本だ。 読後にサイダーみたいに爽やかな後口が広がる良質なファンタジー。 読み直してみて、詩的な表現の美しさを随所に感じた。 同じ本を読んでも、歳月を経て読むこちらの状況が様変わりすれば、その印象は変わるものだ。 「あの…

突き進むマシーン

今や我々を乗せたマシーンは 野花を蹴散らし 里山を切り裂き 渓流を堰き止め 美ら海を濁らせ 故郷の浜に立ちふさがり テティスを連れ去って死なせ 雨にうたれし者を見捨て 死の街に人々を呼び集め 弱き者を食い物にし 悪徳を墨で塗りつぶしながら 人の欲望を…

歳月が流れて

www.okinawatimes.co.jp 最初は海を囲うことから始まった 2014年8月14日 今から5年前のことだ すぐに彼らはボーリング調査のため 海底に杭を突き刺した 次にコンクリートのブロックが海にいくつも投げ込まれ ポツポツと“点”の破壊が進んだ そのうちに両手で…

山田詠美 『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』

山田詠美さんの本を読むのは初めてだ。 彼女の名前は華々しいデビューの頃からもちろん知っている。 作品のタイトルもいくつかあげられるくらいだ。 当時、10代の後半だった僕は猛烈に本を読んでいた。 でも、彼女の本は僕にとってのリアリティの外にある世…

アーサー・ビナード『もしも、詩があったら』

アーサー・ビナード 『もしも、詩があったら』読了。 世界中の詩人の言葉を集めた本。 アレン・ギンズバーグの詩が好きだな。 一緒に洗って欲しい 福島の圧力容器から飛び散らかった見えない汚れをくまなく 頑固なアメリカがこびりついた沖縄は天然色に戻る…

生きる喜びと死の色

海と山が近い ヤンバルにも似た場所 ミツバチと馬の力を借りて 人と自然が交わる暮らし あたたかい地域のコミュニティ 賑やかな家族にまぎれこませてもらい 穏やかな時間を過ごせた サーフィン、SUP、蜜蝋ラップづくり 初体験の思い出もたくさんもらった 子…

小さな声

ジュゴンの死を悼むように 毎日殺されている命 名前も知らない小さな魚やカニやヤドカリにも 目を向けなければ 掌ほどの小さなサンゴにも心を注がねば 1m以上あるサンゴの保全はするが それ以下は気にもせずに埋め殺す そんなルールはあまりに傲慢だ 有名人…

今日も海では…

辺野古 4/4 辺野古崎からK8護岸が伸ばされ始めて1ヶ月。 250mまで作ると言われているその護岸のうち、約100mは捨て石の投下が済んでいる。 大浦湾側から見ると、辺野古崎と長島の間は半分近くが塞がれてしまったのが分かる。 大浦湾と辺野古イノーをつなぐ動…