夢をあきらめずに

You may say I’m a dreamer. But I'm not the only one.

音楽を一緒に♪ 〜小野リサ「You Are The Sunshine Of My Life」

7/25の大きな行動を終えて、ホッとした感や疲労感も有りながら、余韻に浸る暇もあまりなく、新しいチャレンジが始まったり、開いた扉があったり。

またリズムを少し変えてやっていこう。

いずれにせよ、歩みを止めなければ、僕らは出口に近づいていく。

ティダのありかを見失わぬように。

 

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Lisa Ono - You Are The Sunshine Of My Life

 

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楽園は何処にあるのか?

辺野古 7/28

 

カヌー9艇は2班に別れ、うちの班は赤いドクロ前の監視へ。

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オイルフェンス周りには漂着したゴミが溜まっている。

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浜にはたくさんの人が。

どうも米兵がビーチのゴミ拾いをしているようだった。

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ゴミが流れ着くのはウミガメが産卵する浜だ。

カヌーが71艇集まって抗議をした25日には、その浜を米軍の水陸両用車が我々を威嚇するように砂煙をあげながら執拗に走り回っていた。

浜の目の前の海はジュゴンの餌となるアマモが生い茂る海中の牧草地と言える藻場だ。

浜から泳いでいける距離にある通称シュワブ岩には、毎年この季節にはエリグロアジサシが渡ってきて巣を作る。

辺野古漁港の隣にある松田ぬ浜からフェンスを隔てて辺野古崎までの辺野古イノー(礁池)も、大浦湾と同様に命の宝庫だ。

ここを海面から高さ10メートルまで埋め立てて米軍の基地を作る。

辺野古イノーにはまだ捨て石は投下されていないが、工事に使う重機が通ったり、資材を運び込んだりする仮設道路を作るため浜に捨て石を積み上げる作業が始まっている。

 

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ドクロ前にクレーン車が現れて、捨て石を積んだ道に上がった。

 

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根固め用袋材が運び込まれ、捨て石の道を覆うように並べ始めた。

 

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台風に備える作業だろう。

午前中で20個の袋材が並べられ、ドクロ前の捨て石の道の側面は一応ガードされたような格好になったが、隙間だらけである。

本当に台風の影響を考慮するのなら、慌ててこんな中途半端な長さの道を作るべきではない。台風シーズンが終わるのを待って作ればいいだけの話だ。

一番確実な台風対策は、あの捨て石の道を全部持ち帰ることだ。

 

 

このイノーが埋め立てられ、V字になった2本の滑走路を持った最新鋭の軍事基地がここに作られてしまえば、ここに住む多くの生物は死滅してしまうだろう。

自然環境の破壊だけではない。

そこから飛び立った爆撃機は世界各地で人を殺す。そして、この基地自体が敵国にとっては重要な攻撃目標となる。

この海と空が戦渦に飲み込まれた時、未来の子どもたちはここに地獄を見るだろう。

その子どもたちの瞳を借りて、今の辺野古イノーを見てみたらどうだろう?

ここはまだ楽園に見えるかもしれない。

 

ゴミを捨てる人、拾う人。

浜を壊す人、守る人。

命の海を殺す人、それを止める人。

戦争を呼び込む人、それを拒む人。

 

僕らはどうしたいのだ?

どの人になって、何を未来へ残すのか?

ここにはまだ楽園が残っている。

それを守るかどうかは、今を生きる人々の生き方にかかっている。

 

 

We can do it ,if we want.

辺野古 7/25

 

大浦湾にカヌー100艇を集めて、非暴力で平和的に工事を止める。

これはカヌーチームの活動初期からの夢。

海での作業を目の前にしながら、悔しい思いを積み重ねる日々が続いていたある日、実質的な埋め立て工事がK9護岸で始まって3ヶ月の7/25に、その夢を実現させようという提案がなされた。

僕たちはこのプロジェクトを絶対に成功させるため、全国の仲間の協力を得て、入念に準備し、人を集めるために呼びかけ、夢を語りあった。

 

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キャンプ・シュワブのゲート前では水曜大行動で300人以上の人を集め、機動隊が座り込み排除に出てこられず、資材の搬入が断念されるという成果が何度も達成されていた。

僕らの頭にあったイメージはこのゲート前での行動だ。

しかし、カヌーでの場合はゲート前の座り込みと違い、カヌーや備品の調達や、ある程度のカヌーの経験といった準備が必要となり、ハードルが高かった。

また、海上では様々な事故の可能性が考えられ、それを未然に防ぐことにも気を配らなければならない。想定外の事故を無くすため、問題点を何度も話し合ってひとつひとつ対策を立てていった。

 

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本当に多くの人が労を厭わず、“自主的に”行動してくれた。

今回の海上座り込みの成功の鍵はそこに有ったと思う。

常日頃から海上行動に参加する仲間は非常に個性豊かな人が多い。

皆それぞれの思いを胸に自分の意思で集まるこの人々に共通するのは、自由を愛することだ。

自由であるから“自主的に”行動出来る。

だから僕らは自由のために権力に抗っているとも言える。

僕らは命令やお金で動いているのではない。

自らの意思で行動しているのだ。

それが僕らの最大の強みだ。

こういった仲間が日本全国、世界の各地にいて連帯してくれていることも可視化できた。

 

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天候が優れず、カヌーは午前中のみの行動となった。

集まったカヌーは71艇にとどまった。

しかし、作業は止まった。

そして、本当に多くの懐かしい人、思いがけない人、初めて出会った新しい人が集まってくれた。

僕はこれだけでもう大成功だったと思っている。

この結果は明日につながるんだから。

みんなでこのまま歩み続けていこう!

次はもっと上手くやれるはず。

 

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ジュゴンの身になって

辺野古 7/22

 

赤いドクロ前の海の中はジュゴンの餌となるアマモが茂る藻場

陸上で言えば牧草地のようだ

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 ジュゴンの身になって

藻場を泳いでみた

  


ジュゴンの身になって 藻場を泳いでみる

 

そこに設置された大型オイルフェンスのチェーンは

海底をゴリゴリ擦って

アマモを引きちぎっている

 


ジュゴンの身になって 大型オイルフェンス沿いを泳いでみる

 

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ちぎられたアマモが浮かび上がって

フロート沿いにたまる

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大型オイルフェンスをすぐに撤去してもらいたい

 

カヌーメンバーの不屈

辺野古 7/21

 

25日の海上座り込みに向けて人が集まり始め、毎日カヌーに乗る人も増えてきている。

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17日から毎日行っている臨時カヌー教室も、全くの初心者の方や、25日に向けてスキルアップを目指す仲間の参加で盛況だ。

抗議活動に出ずに、連日教室のインストラクターにまわってくれているメンバーに感謝。

こうしてカヌーメンバーの層が厚くなることは、25日の行動の成果がもう既に現れていると言えるのだ。

当日の行動も無事に終えるように、残りわずかとなった時間で準備を重ねたい。

 

赤ドクロ横では午前中に一回目、午後3時過ぎに二回目の砕石投下が行われた。

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軍警備員による冷静さを欠いた過剰な警備も続いているが、安全を確保しながら抗議活動を行っている。

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午後は1週間ぶりにK9護岸工事の様子も見に行った。

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こちらは当分は護岸を伸ばす作業が行われることは無いようだ。この1週間で、上面の南側に直方体の袋材を二段重ねで並べたようだが、これも台風対策なのかもしれない。

護岸の奥にオイルフェンスを積み上げた場所が見えた。最近になって毎日のように大型オイルフェンスがゲートから基地内へ運び込まれているそうだ。恐らくここに集められているのだろう。

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毎日、大型オイルフェンスに挑むカヌーメンバーの“不屈”の精神には勇気付けられる。

特に女性メンバーが何度も重いカヌーを担ぎ上げ、次第にコツを掴んでいく姿に僕は実は感動している。

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大型オイルフェンス越え